2024年9月にグローバル企業ドリーミーから日本に初上陸した、新ブランド『MOVA(ムーバ)』。2024年11月現在は「全自動掃除機(E30 Ultra)」「超小型の自動ゴミ収集掃除機(E20 Plus)」「超小型掃除機(E20)」の全3種類のロボット掃除機を展開しています。
MOVAのロボット掃除機は全機種に水拭き機能を備え、5,000~7,000Pa(※)の強力な吸引力と組み合わせることで、汚れを浮かせてしっかり吸い取ります。さらに、アプリ連携によりクリーニング予約や禁止エリアの設定が可能で、音声アシスタントにも対応。高機能で使い勝手の良さが魅力です。
ロボット掃除機『MOVA』比較一覧表
MOVAで販売されている3つの機種の特徴は上記の通り。2024年11月22日~12月8日まで行われるブラックフライデーでは、エントリーモデルからハイスペックモデルまでお得に購入できます。
「ロボット掃除機を使いこなせるか不安」という初心者さんは『E20』、「1週間に1回のゴミ捨ては面倒」という方は『E20 Plus』がおすすめです。「モップを手で洗いたくない」「高機能なロボット掃除機がほしい」という方は『E30 Ultra』を選びましょう!
一般的なロボット掃除機の機能や相場は?MOVAはどれくらいお得?
ワタシト編集部の調べによると、一般的なロボット掃除機の機能や相場は上記の通り(※)。
【E20】|お手頃価格で初心者におすすめ
・価格が安い
・コンパクトサイズ
・ゴミ捨ては約1週間に1回でOK
・5,000Paのパワフルな吸引力
・3,200mAhのバッテリー容量
・段差は18mmまで乗り越え可能
・アプリ連携が可能
・音声アシストに対応
『MOVA E20』は、コンパクトな本体サイズとお手頃な価格が魅力。ゴミ自動収集機能やモップ自動洗浄機能はついていませんが、パワフルな吸引力と十分な集じん容量、アプリ連携や音声アシスタント対応など便利な機能が揃っています。
『MOVA E20』のメリット|1. 本体サイズは高さ9.6cm直径32cmとコンパクト!
『MOVA E20』の魅力は、5,000Pa(※1)のパワフルな吸引力がありながらも、本体サイズが高さ9.6cm・直径32cmとコンパクトなこと。ダストステーションがないので、ロボット掃除機を置く場所が限られている方にも『E20』がおすすめです。
安いモデルは集じん容量150ml程度で約3日分しかためられませんが、『E20』は330mlと集じん容量が大きく、1週間に1回程度(※2)のゴミ捨てでOKなのもうれしいポイントです。
※1 MOVAの社内研究所での環境テストから得られた計算に基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
※2 MOVAの社内研究所のデータに基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
『MOVA E20』のメリット|2. お手頃価格なのにアプリ連携機能で細かい設定ができる
・掃除時間のスケジュール予約
・マルチフロアマップの作成
・クリーニングのカスタマイズ
・クリーニング手順の設定
・禁止エリア設定
・水拭き禁止エリア設定
・仮想境界線の設定
・音声アシスト対応
『MOVA E20』は、アプリ連携が可能で、掃除時間のスケジュール予約はもちろん、フロアマップの作成や禁止エリアの設定など上記のような設定ができます。
クリーニングのカスタマイズでは、部屋ごとに吸引力・モップの湿度・掃除回数の設定が可能。掃除をしてほしいときは、アプリのスタートボタンをタップするか、音声アシストに呼びかけて作業を指示するだけです。
一般的に、禁止エリアの設定や部屋ごとの清掃調整は、ハイスペックモデルに多く見られる機能です。『E20』はエントリーモデル並みの価格ながら、これらの機能が搭載されており、アプリ連携による高い機能性も魅力のひとつとなっています。
『MOVA E20』の商品スペック
本体サイズ | 320×320×96mm |
本体重量 | 2.8kg |
最大吸引力(※1) | 5,000Pa |
バッテリー容量 | 3,200mAh |
水タンク容量 | 245ml |
ダストボックス容量 | 330ml |
乗り越え可能高さ(※2) | 18mm |
メインブラシ | V型ブラシ |
モップタイプ | プラットモップパッド |
ゴミ自動収集機能 | なし |
モップ自動洗浄&乾燥 | なし |
ゴミ捨て頻度(※3) | 7日に1回 |
※1 MOVAの社内研究所のデータに基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
※2 MOVAの社内研究所のデータに基づきます。
※3 MOVAの社内研究所での環境テストから得られた計算に基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
【E20 Plus】機能性◎コスパ重視の方におすすめ
・価格と機能性のバランスが良い
・コンパクトサイズ
・ゴミ捨ては約90日に1回でOK
・5,000Paのパワフルな吸引力
・3,200mAhのバッテリー容量
・段差は18mmまで乗り越え可能
・アプリ連携が可能
・音声アシストに対応
『MOVA E20 Plus』は、『E20』の便利な機能はそのまま、ゴミ自動収集機能が加わったモデルです。モップの自動洗浄機能はついていませんが、ゴミ回収頻度が約7日に1回から約90日に1回(※1)になり、さらにメンテナンスが楽になりました。
MOVA E20 Plus』のメリット|1. インテリアの邪魔にならないコンパクトサイズ
『MOVA E20 Plus』は『E20』と同様に、本体サイズは高さ9.6cm・直径32cmとコンパクト。ダストステーションは幅約21.5cm・奥行き約17.5cm・高さ約27cmです。
『E20』よりは設置場所を取りますが、それでも十分コンパクトなサイズ感。無駄のないシンプルなデザインでインテリアの邪魔になりにくいのもうれしいですね。
『MOVA E20 Plus』のメリット|2. 自動収集機能でゴミ回収は約90日に1回でOK!
『MOVA E20』は、頻繁にゴミ回収するのが面倒という方にうれしい、ダストステーション付き。安いモデルは2.7Lサイズで60日に1回くらいのゴミ回収頻度ですが、『MOVA E20 Plus』は4Lでゴミ回収の頻度は約90日間に1回(※1)でOK。紙パック式なので、ゴミを触れずに捨てられるのもうれしいポイントです。
※1 MOVAの社内研究所での環境テストから得られた計算に基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
『MOVA E20』のメリット|3. アプリ連携機能でゴミ排出頻度の設定も可能!
・マルチフロアマップの作成
・クリーニングのカスタマイズ
・クリーニング手順の設定
・禁止エリア設定
・水拭き禁止エリア設定
・仮想境界線の設定
・音声アシスト対応
・ゴミ自動収集の詳細設定
『MOVA E20 Plus』も『E20』と同様に、フロアマップの作成や禁止エリアの設定など上記のような操作が可能。『MOVA E20 Plus』は、ゴミ自動収集の詳細設定が加わり、ゴミ排出頻度やエリア別ごみ収集などもアプリから設定ができます。
『MOVA E20』の商品スペック
本体サイズ | 320×320×96mm |
本体重量 | 2.8kg |
最大吸引力(※1) | 5,000Pa |
バッテリー容量 | 3,200mAh |
水タンク容量 | 245ml |
ダストボックス容量 | 330ml |
ダストバッグ容量 | 4L |
乗り越え可能高さ(※2) | 18mm |
メインブラシ | V型ブラシ |
モップタイプ | プラットモップパッド |
※1 MOVAの社内研究所のデータに基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
※2 MOVAの社内研究所のデータに基づきます。
【E30 Ultra】完全自動化が叶う!高性能モデル
・高性能モデル
・ゴミ捨ては約90日に1回でOK
・モップ自動洗浄&乾燥機能を搭載
・障害物を検知・回避
・10.5mmのモップリフトアップ
・7,000Paのパワフルな吸引力
・5,200mAhのバッテリー容量
・デュアル回転モップ搭載
・リアルタイムで清掃状況がわかる
・アプリ連携が可能
・音声アシストに対応
『MOVA E30 Ultra』は、ゴミの自動収集機能やモップの自動洗浄・乾燥機能、さらに3Dマッピング機能などが搭載された、ハイスペックなロボット掃除機です。『E20』シリーズに比べると本体もステーションもやや大きめですが、その分、性能の高さが光ります。とくに、水拭き性能や吸引力の強さを求める方や、掃除を完全に自動化したい方にはおすすめのモデルです。
『MOVA E30 Ultra』のメリット|1. 全自動クリーニングステーションで完全自動化が叶う
『MOVA E30 Ultra』は、ゴミ自動収集機能、モップ自動洗浄&乾燥機能を搭載。面倒なお手入れが不要で、手で直接モップに触れずに不快臭の発生も抑えられます。
ダストバッグの容量は3.2Lで、おおよそ90日に1回(※)の交換で済むため、日常的なゴミ回収の手間も軽減。浄水タンクは4.5L、汚水タンクは4Lで、掃除後は汚水を捨てるだけとメンテナンスがとても簡単です。
さらに、水拭き中には定期的にステーションへ戻ってモップを洗浄し、清潔な状態で部屋全体を掃除してくれるのもうれしいポイントです。
※1 MOVAの社内研究所での環境テストから得られた計算に基づきます。実際の性能は、使用環境や状況によって異なる場合があります。
『MOVA E30 Ultra』のメリット|2. 3Dマッピング機能で障害物を検知・回避して衝突を最小限に抑える
『MOVA E30 Ultra』は3Dマッピング機能を搭載しており、高度なレーザー距離センサーで物の配置や距離を正確に把握することが可能。リアルタイムで障害物を検知・回避し、衝突を最小限に抑えられます。
また、『MOVA E30 Ultra』は10.5mmのモップリフトアップ機能も搭載。ラグやカーペットを自動で認識し、水拭きモップを自動で持ち上げて対応するため、ラグを避けたり、水拭き禁止エリアを指定したりする手間がかかりません。モップを外す必要もなく、一度の掃除で部屋全体を効率よく掃除できます。
『MOVA E30 Ultra』のメリット|3. アプリで掃除を思いどおりにカスタマイズ
・マルチフロアマップの作成
・クリーニングのカスタマイズ
・クリーニング手順の設定
・家具や敷居の設定
・禁止エリア設定
・水拭き禁止エリア設定
・仮想境界線の設定
・3Dマップの閲覧
・音声アシスト対応
・ゴミ自動収集の詳細設定
・モップの乾燥時間の設定
・リアルタイムで清掃状況をモニタリング
『MOVA E30 Ultra』は、フロアマップの作成や禁止エリアの設定だけでなく、リアルタイムで清掃状況をモニタリングする機能も備えています。毎回の清掃を記録し学習することで、使うほどに掃除効率が向上していくのも大きな魅力です。
また、フロアマップにはペットグッズや家具、家電の配置も反映できるため、オリジナルの部屋マップの作成が可能。ペットグッズ周辺はとくに計画的に掃除するよう設定もできます。
『MOVA E30 Ultra』の商品スペック
本体サイズ | 349×349×98mm |
本体重量 | 3.82kg |
ベースステーションサイズ | 340×456×590mm |
ベースステーション重量 | 8.10kg |
最大吸引力(※) | 7,000Pa |
バッテリー容量 | 5,200mAh |
ダストバッグ容量 | 3.2L |
浄水/汚水タンク容量 | 4.5/4L |
モップタイプ | デュアル回転モップ |
ロボット掃除機『MOVA』の検証・レビュー
MOVAのロボット掃除機『E20』『E20 Plus』『E30 Ultra』を実際に使用し、その掃除性能を検証しました。お手頃価格といえども決して安い買い物ではないので、「本当に部屋をキレイにしてくれるのか?」と気になる方も多いかと思います。購入を検討している方は、この検証結果を参考にしてみてくださいね!
ロボット掃除機『MOVA』のブラシとモップ
まずは、ロボット掃除機のブラシやモップについて解説します。『E20』と『E20 Plus』は基本的な掃除性能が共通しているため、こちらでは両モデルをまとめて紹介します。
『E20』『E20 Plus』
こちらは、MOVAのロボット掃除機『E20 Plus』です。『E20』と『E20 Plus』には、「メインV型ブラシ」と「サイドブラシ」、さらに「フラットモップパッド」が搭載されています。
サイドブラシは長めに設計されており、部屋の隅に溜まったゴミもしっかりとかき出してくれるので、隅々まで効果的に掃除が可能です。
『E30 Ultra』
こちらは、MOVAのロボット掃除機『E30 Ultra』です。この機種には、「ゴム製メインブラシ」と「サイドブラシ」、さらに「デュアル回転モップ」が搭載されています。
ゴム製のメインブラシは、髪の毛やペットの毛が絡まりにくく、長時間使ってもブラシが詰まりにくいのが特徴です。また、回転するデュアルモップは、効率よく水拭きができるため、掃除の仕上がりがより清潔でキレイになります。
ロボット掃除機『MOVA』の検証|1. 隅のゴミへの吸引力
まずは、ロボット掃除機の吸引力を検証します。部屋の隅にゴミを設置し、その周辺を区画指定して掃除をスタート!ロボット掃除機が隅に残りがちなゴミをどれだけしっかり吸い取ることができるかを見ていきます。
『E20』『E20 Plus』
『E20』と『E20 Plus』の検証結果は良好でした。5,000Pa(※)の強力な吸引力に加え、隅に溜まりがちなホコリを掻き出すサイドブラシが効果的に機能し、1回の掃除でホコリをひとつ残さずしっかりと取り除くことができました。とくに、サイドブラシの活躍が目立ち、部屋の隅までしっかり掃除できる点がポイントです。
※ MOVAの社内研究所のデータに基づきます。実際の性能は、実際の環境や使用状況によって異なる場合があります。
『E30 Ultra』
『E20』シリーズと同様に、『E30 Ultra』も優れた掃除性能を発揮しました。7,000Pa(※)の強力な吸引力にサイドブラシの効果が加わり、隅のゴミもしっかりと掃除できました。ただし、「衝突回避モード」をオンにすると、隅のゴミが多少残ることがあるので、その点は注意が必要です。全体的には、パワフルな吸引力で期待通りの清掃ができるモデルです。
※ MOVAの社内研究所のデータに基づきます。実際の性能は、実際の環境や使用状況によって異なる場合があります。
ロボット掃除機『MOVA』の検証|2. 水拭き性能
続いて、ロボット掃除機の水拭き性能をチェックします。水溶き薄力粉やケチャップを床にこぼし、その周辺を区画指定して水拭き掃除をスタート!ロボット掃除機がどれだけ効率よく汚れを拭き取るかを確認します。
『E20』『E20 Plus』
水拭き性能:★★★★☆
『E20』『E20 Plus』の水拭き性能の検証結果がこちら。1回の水拭きでは、ぱっと見はキレイになりますが、よく見ると薄い白い筋が残りました。その後、2回続けて水拭きすると、筋が消えてキレイな仕上がりに。フロアマットの細かい凹凸が影響して、1回で完全にキレイにするのは難しかったものの、フローリングでは十分にキレイになると思われます。
『E30 Ultra』
水拭き性能:★★★★★
『E30 Ultra』の水拭き性能の検証結果は非常に良好でした。デュアル回転モップが回転しながら水拭きするため、1回で汚れ残りはなく、フロアマットの細かい凹凸にも対応してしっかりとキレイに仕上がりました。この水拭き性能の高さには驚きです!
ロボット掃除機『MOVA』の掃除性能の総合評価
『E20』『E20 Plus』
吸引力&水拭き性能の総合評価:★★★★☆
正直、「隅のホコリは残ってしまうんだろうな…」と思っていたのですが、その結果には驚きました。吸引力は申し分なく、隅までしっかり吸い取ってくれました!水拭きに関しては、メインで使うには少し物足りないかもしれませんが、フローリングの軽度の汚れには十分対応できると思います。しっかり水拭きしたい場合は、カスタマイズで掃除回数を2~3回に設定するのが◎。ロボット掃除機でより良い水拭き性能を求めるなら、『E30 Ultra』がおすすめです!
吸引力はもちろん、水拭き性能の高さには本当に驚きました!ペットと暮らしている家庭では、気づかぬうちに床が汚れていることもありますが、毎日手軽に本格的なモップ掛けができるのはとてもうれしいポイントです。『E30 Ultra』はハイスペックシリーズの中ではお手頃価格ですが、E20シリーズと比較すると少し高め。その価格に見合った掃除性能の高さを考えると、買って後悔することはないと思います!
『MOVA E30 Ultra』は現在我が家で愛用中です!今回の検証はもちろん、日々の掃除でも「こんなに床が汚れていたの?」と驚くほど、毎回汚水タンクに溜まる水が汚くなり、床がピカピカになります。毎日の掃除機だけでなく、定期的に行っていたモップ掛けも卒業できたのがとてもうれしいです!