自動で床掃除をしてくれるロボット掃除機。
最近では吸引掃除と水拭きが同時にできる2in1タイプが人気を集めています。
2024年9月に日本初登場の新ブランドとして発売された「Mova(ムーバ) E30 Ultra」も、パワフルな7000Paの吸引力と高速回転モップによる水拭きが特徴。
さらに自動ゴミ収集と自動モップ洗浄&乾燥、賢いマッピング、障害物回避といった便利な機能まで搭載したロボット掃除機です。
今回はそんな「Mova E30 Ultra」を実際に使って写真と動画で詳しくレビューしました。
気になる吸引力や水拭き性能、自動ゴミ収集&モップ洗浄機能、稼働音、マッピング性能などについても検証していますので、購入検討の参考にご覧ください。
「Mova E30 Ultra」の特徴
2024年9月に日本初登場となったロボット掃除機「Mova E30 Ultra」は、吸引掃除と水拭きが同時にできる2in1タイプで自動ゴミ収集と自動モップ洗浄&乾燥機能も搭載した機能盛り沢山な高性能ロボット掃除機です。
新しいブランドの「Mova(ムーバ)」ですが、どのようなロボット掃除機なのでしょうか?まずは「Mova E30 Ultra」の特徴について、実機の写真・動画とともにご紹介していきます。
ブランド名の「Mova」は、「move」と「mōna」(古英語の「moon」から派生)の2つの言葉が由来。
「move」はMova製品のアクティブで物理的な力強さと技術進歩への絶え間ない追求を、「mōna」は月と地球の関係のように快適で調和のとれた生活空間を継続的に育む製品作りを示しています。
すべての人々に多様な生活体験を提供し、それぞれのライフスタイルを発見し、受け入れることを奨励することが「Mova」の使命です。
回転式モップ&7000Paの吸引力でパワフルに掃除
「Mova E30 Ultra」は吸引・水拭き性能がどちらもパワフルで、壁際や部屋の隅までしっかりと掃除することができます。
角や壁際まで高速回転モップでピカピカに水拭き
https://www.youtube.com/watch?v=2x58VnTwBmU
「Mova E30 Ultra」は、2つの高速回転モップ「デュオスクラブ™モップシステム」で床を高圧でこすりながらピカピカに水拭きすることができます。
さらにロボットが左右にスイングしながら移動する「ロボスイング™モッピング技術」により、部屋の隅や壁際のギリギリまでしっかりとモップが届いて掃除できます。
最大7000Paのパワフルな吸引力
「Mova E30 Ultra」の吸引力は最大7,000Pa。パワフルな吸引力でフローリングに落ちているゴミからカーペットの繊維の奥のチリまで残さず吸い込んでくれます。
カーペットを敷いている場所では、超音波でカーペットを自動検知。
モップを10.5mm持ち上げることで布を濡らさず、自動で吸引力を最大までアップしたりカーペットのエリアだけ2回掃除したりと、念入りに掃除してくれます。
自動ゴミ収集・モップ洗浄・モップ乾燥機能を搭載
「Mova E30 Ultra」には、ゴミ収集・モップ洗浄・モップ乾燥まですべて自動でおこなってくれる全自動ベースステーションを搭載。
毎日のお手入れの手間なく、自動でロボットが床をキレイに掃除してくれます。
自動ゴミ収集
ステーション内部に取り付けられた大容量の紙パックには、最大90日分のゴミを溜めておくことが可能。
ゴミがいっぱいになったら丸ごと捨てて交換するだけでOKなので、手間がかからずゴミが舞い散ることもないので衛生的です。
自動モップ洗浄&乾燥
掃除中は自動で定期的にモップを洗浄し、常にキレイなモップで水拭きが可能です。
水拭き後は自動でモップ洗浄し、乾燥までしてくれるのでモップが濡れたまま放置されることもありません。
浄水タンクは4.5L・汚水タンクは4Lといずれも大容量なので、水交換の手間も省けます。
障害物回避&高精度マッピングで賢く掃除
さらに「Mova E30 Ultra」には賢い頭脳「パスファインダー™ スマートテクノロジー」も搭載。家中を自動で賢く効率的に掃除してくれます。
障害物回避しながら賢く走行
障害物を3Dで認識し正確に回避する「3DAdapt™障害物回避機能」により、床に落ちている障害物を自動で避けながら走行。
ロボットを動かす前の床の片付けが不要になり、手間なく毎日使えます。
高性能なマッピング
もちろん高性能なマッピング機能も搭載。一度のマッピング走行で正確なマップを作り上げ、より効率的なルートで掃除をしてくれます。
作成したマップは複数保存可能で、スマホアプリから進入禁止設定やエリアごとの掃除設定、カーペットの掃除方法の設定なども細かくできます。
「Mova E30 Ultra」の初期設定と使い方
それでは、実際に「Mova E30 Ultra」を使っていきたいと思います。
まずは使用前の準備と初期設定、使い方などについて、実機で確認していきましょう。
- ロボット掃除機本体
- モップパッドホルダー×2・モップパッド×2(装着済み)
- サイドブラシ×1
- 全自動ベースステーション
- 紙パック(装着済み)
- 浄水タンク・汚水タンク(装着済み)
- ベースステーションスロープ
- 電源コード
- クリーニングツール
- 取扱説明書
全自動ベースステーションの準備
まずは全自動ベースステーションの準備をしていきます。
ベースステーションの下部にベースステーションスロープを取り付けたら、背面に電源コードを接続します。
浄水タンクに水を入れてセッティングしたら準備完了です。
ステーションの設置場所は正面に1.5m・左右各5cmに障害物がなく、Wi-Fiの電波が良いところを選んでください。
ロボット掃除機本体・スマホアプリの準備
本体はサイドブラシ1か所をカチッと取り付け、モップパッドも取り付けたら準備完了です。
続いてスマホアプリ「MOVA Home」の初期設定をします。
アプリを開いたら、画面の指示に従って設定を進めます。
設定が完了するとホーム画面が表示されるので、初回のマッピングを済ませておきましょう。
これで「Mova E30 Ultra」を使う準備が整いました!
「Mova E30 Ultra」を使って実力を検証!
それでは「Mova E30 Ultra」での掃除を実際に試しながら、その実力をレビューしていきたいと思います。
気になる吸引力や水拭き性能、自動ゴミ収集&モップ洗浄機能、稼働音、障害物回避性能など詳しく検証していきます。
【吸引力検証】重い砂利までパワフルに吸引
まずは吸引力について検証するため、こちらの4種類の擬似ゴミでテストしてみます。
吸引力:ターボ+で、1部屋のみを指定して清掃します。
清掃中の様子
https://www.youtube.com/watch?v=Iqf637IXXDQ
清掃中の様子はこちらの動画をご覧ください。
最初に壁際を掃除した後、部屋の中央を折り返しながら効率的な動きで走行。砂利など重めのゴミも一度でしっかり吸い取ることができました。
動画は途中早送りをしていますが、5㎡ほどの部屋を約5分で清掃完了しました。
清掃ビフォーアフター
掃除前後の写真を比較すると、大量にあったゴミをほぼ完璧にキレイに掃除することができています。
吸引のみの1回走行でもここまでキレイに掃除できるなんて、パワフルな吸引力が証明されたといえるのではないでしょうか。
アプリからは吸引力だけでなく部屋を掃除する順番や走行回数を1~3回で設定もできるので、ゴミが多い部屋は吸引力高め・走行回数3回にするなど環境に合わせてカスタマイズするのもおすすめです。
【水拭き性能】ちょうどいい水加減でサラサラの床に
「Mova E30 Ultra」の水拭き後の床の様子がこちら。
水拭き直後は素足で歩くとしっとりした感じがわかりますが、大きめの水滴はほとんど残らず数分後には自然乾燥してサラサラになる感じでした。
ビチョビチョな感じは全くなく、日常的な水拭きにちょうどいい水加減だと感じました。
なお「Mova E30 Ultra」では水量の調整はできませんが、モップ洗浄の頻度や水拭きの往復回数などを細かく調整できるので、よりしっかり水拭きをしたい場合は「丁寧な水拭き」モードなどに設定するのがおすすめです。
【カーペット掃除】素材に合わせて掃除を最適化できる
https://www.youtube.com/watch?v=xJhwkPzh82Y
こちらはカーペット掃除の様子です。
水拭き+吸引モードで清掃していますが、カーペットを検知して自動でモップを持ち上げて吸引のみのモードに切り替えてくれています。
ただ、我が家のカーペットだと厚みがあってタイヤが沈み込んでしまい、濡れたモップが表面に触れてしまいました。
カーペットの素材によってはモップリフティング機能で対応できない場合があるのですが、そういった場合にも、アプリで細かく設定して対策が可能です。
アプリで掃除をカスタマイズして対策ができる!
スマホアプリで設定すれば、カーペットの素材に合わせて最適な掃除ができます。
我が家のカーペットの素材だと、モップが表面に触れてしまうだけでなくカーペットブーストでは吸引力が強すぎて布を吸い込んでしまったため、カーペットブーストOFF・最初にカーペットを掃除ON・カーペットの徹底吸引ONという設定がベストでした。
この設定だと、最初にモップが乾いた状態でカーペットを吸引のみで丁寧に清掃し、終わったらステーションに戻りモップを洗浄、その後フローリングを吸引+水拭き清掃といった順で上手に掃除してくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=Cpde8-M5aVM
お家のカーペットの素材に合わせて、最適な掃除がカスタマイズできるのは嬉しいですね。
【稼働音検証】使用状況に合わせて使い分けできて便利
https://www.youtube.com/watch?v=WQdlytnvOIk
「静音 / 標準 / 強 / ターボ / ターボ+」の5段階の吸引モードごとの稼働音を騒音計で測定してみました。
静音・標準モードは60dB以下で、どちらもかなり静かでした。
在宅中の掃除やお子さんのいるお家でも問題なく使えそうなくらい静かで、日常的な掃除や水拭きとの同時清掃なら十分キレイにできそうでした。
強モードになるとやや音量が上がり掃除機がけをしている感が出てきて、人によっては同じ部屋で動かしているとうるさく感じてしまうかもしれません。
ターボ・ターボ+モードになるとかなりうるさく感じたので、日中の外出時や特にゴミが多い時に使うのがおすすめかなと感じました。
【自動ゴミ収集・モップ洗浄】静かなのにしっかりキレイに
https://www.youtube.com/watch?v=Q6aS0bTq6SY
ステーションでの自動ゴミ収集・モップ洗浄・乾燥の様子がこちら。
ゴミ収集(約10秒)→モップ洗浄(約2分40秒)→モップ乾燥(デフォルトで約4時間)の順でお手入れをしてくれます。
稼働音は一般的なロボット掃除機のゴミ収集の音よりもかなり小さいように感じました。騒音計の数値も70dB未満に抑えられています。
ただやはり掃除の時よりも大きな音はしてしまうので、音が気になる場合は時間帯を選んで稼働させるのがおすすめです。
モップ洗浄時の音も約40~57dBとそこまで大きくないため、毎日でも使いやすいでしょう
ゴミ収集ビフォーアフター
自動ゴミ収集前後での本体ダストボックスの様子を比較してみると、大量のゴミがしっかりキレイに収集されています。
ただやはりフィルターの溝や細かい隙間などには小さな粒や毛が入り込みやすく、徐々に溜まっていってしまうので、定期的に水洗いするのがおすすめです。
モップ洗浄ビフォーアフター
モップ洗浄は「エコ」「毎日のモップがけ」「丁寧」の3パターンから洗浄時の水量を選べます。
今回はデフォルト設定の「毎日のモップがけ」モードを使い、コーヒーで汚れをつけたモップを洗浄してみたところ、このようにしっかりキレイになっていました。
洗浄後の汚水タンクにも濁った水が溜まっていて、モップがキレイに洗えていることを実感できました。
モップ乾燥ビフォーアフター
モップ乾燥は、2~12時間で設定することが可能です。
写真はデフォルト設定の4時間での乾燥前後のモップですが、全体的にうっすら湿った感じの仕上がりでした。
しっかりカラカラに乾燥させたい場合は、もう少し長めに設定したほうが良さそうです。
モップの乾燥具合は部屋の温度や湿度にも影響されるので、お家の環境に合わせて適した時間を選べるのはありがたいですね。
【障害物回避性能】しっかり検知して止まらず走行
https://www.youtube.com/watch?v=hBzTr-VVp44
続いて、家の床によく落ちていそうな家具の脚・ケーブル・靴下で、障害物回避性能を検証しました。
いずれもしっかりと障害物を検知できており、賢く回避する動きを取っていました。
靴下はサイドブラシで少し引っかけてしまいましたが、すぐに後退して避けて走行してくれました。
実際に床に洋服やカバンなどが落ちている環境で使っていても引っかかって止まることはなく、掃除前の片付けをしなくても良くて楽でした。
【マッピング性能】正確なマップをスピーディに作成!
Movaのアプリのマップと実際の間取り図を並べて比較したのがこちら。
間取り図のグレーの位置にある家具や、家具の脚の位置や形などもほぼ正確に再現されていて、非常に精度が高いと感じました。
初回のマッピング走行時も、スピーディーにマップが出来上がっていて感心しました。
マップが正確なので進入禁止などのエリア設定もしやすく、アプリの使い勝手も良好でした。
まとめ:高品質でこれから注目のロボット掃除機「Mova E30 Ultra」
日本初登場のため知名度はまだ高くないものの、清掃力・使い勝手・機能性すべてにおいてかなり高品質な仕上がりのロボット掃除機「Mova E30 Ultra」。
吸引+水拭き、自動ゴミ収集+モップ洗浄、マッピング、障害物回避と、機能盛り沢山なのでお値段は税込99,800円と高級ですが、1台あれば自動で床掃除をすべてお任せできちゃいます。
さらに今だけ新登場価格として、10月6日(日)まで30%OFFに!税込69,800円で購入することができます。
これからロボット掃除機の購入を考えている方はぜひ、注目のロボット掃除機「Mova E30 Ultra」を検討してみてはいかがでしょうか?